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2025年大山登山マラソン 後編「ひとつの手ごたえ」

大山登山マラソン
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最近は「キロいくつでいかないと!」とか色々考えることが多かったけど、今回は何も考えずにゆるゆるとスタート。

と、いうのも目標タイムはない。

とりあえず、しっかりゴールすることと、帰りもジョグで会場まで帰ってくること。そんな感じのあくまで4月のチャレンジ富士五湖に向けてのトレーニングの一環としての出場。

ひとつ、頭の中にあったことは、チャレンジ富士五湖はおそらく制限時間との戦いになる。しかも最悪の場合、38km地点の北麓公園上の関門でヤバいことになることも想定される。

その関門を潜り抜ける為には、関門前の登り坂を走れる必要がある(制限時間ギリギリにならないようにしたいが、もしなった場合は全力で坂を走る必要があり、そうするつもり)。

その為、この大山登山マラソンの登りでどこまで走れるのかが重要になってくる。ここでどれくらい走れるかで、チャレンジ富士五湖のレースプランも変わってくる。

ちなみに大山登山マラソンのコースは、こんな感じ。

大山登山マラソンHPより引用。

ざっくりというと7kmまでが登り基調のロードで、そこからは階段地獄。

ここでしっかりと心肺を追い込むことと、坂道でどれくらい走れるのかを確認しておきたい。

「ふふふ・・・練習の一環?そんな舐めた態度でこのコースを完走出来るとでも思っているのか?」

そんな声がはるか彼方に見える大山から聞こえた気がしたけど、まだその先で見る阿鼻叫喚を僕は知らない。

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手探りで前へ

スタート前。

先月中旬から、ビブラムファイブフィンガーズやルナサンダル縛りで走り始めて、スピードを出して走ることは全くしていないので、スピードをどれくらい出しても脚がブッ飛ばないのかが全くわからない。

とりあえず、走りながら判断していくしかないけど、一週間前にやった足柄峠走の感じだと多分そこそこだしても大丈夫そう。

とりあえず、呼吸の感じで判断するというお得意のパターンで行くことにした。

前方に行っていた奥さんもパスして、順調に進んで行く。

なんかこの大会、沿道からの応援すごい!!

応援に押されているのか、それとも大会特有のアドレナリンが出ていたのか、結構自分比ではスピードが出ている気がする。

走りながら、「へえ・・・案外スピード出しても脚は持つんだなぁ・・・」と思っていたら、ついにロードのラスボス見参。

はい。ドーン。

別の日に通った時の画像。このあたりからこま参道までのロードがとにかく無慈悲。ヤバい(語彙力)。

この坂、知っていたのに「なんだこれ・・・ww」と思わず独り言を言ってニヤニヤしてしまってました(;^_^A

ドMなのか、それとも頭がバカになってしまっているのか、こういうのが大好物な悲しき性。

「二度とやらねえ」とか言いつつも何度もこういう大会に申し込んでいるのは何故なのか。

さっきまでは「呼吸でペース判断」とか言っていたけど、乱れまくりで最早そんな状況ではまったくない件。呼吸で判断すべきは停止と休養だ。そんな感じ(;^_^A

そんな状況でも可能な限りのペースでプッシュし続けて、ようやく壁のようなロードの登りを終えた頃、今度は階段地獄が「地獄天国へようこそ」とばかりに待ち受けている・・・・。

階段地獄で見えたもの

お店も並ぶ素敵なこま参道をゼーゼー言いながら走れるのは、まさにこの日だけだろうな・・・などと思いながら通過。

「階段→少し走れる所を走る→階段→以下繰り返し」

これが無限に続く。当然階段は一段飛ばしでパワーウォークか、人がいなければ走る。

帽子からもボタボタ汗が落ちているし、呼吸もすごい乱れてきたけど、なんかもう行くしかない感じ。

階段を登りながら、高校生の時に雨で外で練習が出来ない時に「中練」というのがあって、ひたすら階段を走って上り下りする拷問練習を思い出していた。「雨なんだから部活休みだぜヒャッハー!!」ではなく、むしろ雨降った時の方がキツいことが待ち受けているので、本当に雨の日は憂鬱だった。テニス部なのに、なんでこんなに走るんだよと思いつつ走っていたなぁ・・・、そんなだった僕がおっさんになって好き好んで階段でニヤニヤしながらゼーハー走っているのを知ったら、高校生の僕は驚くだろうなぁ・・・・。

そんな妄想をする余裕も吹き飛ぶくらい、どんどん心拍数は上がっていっていった頃、渋滞でグイグイ登っていくことが出来なくなり、そこからは前の人に合わせて進んで行く感じとなり、それでもかなりキツかったですが、応援に背中を押してもらったりしつつどんどん登っていく。

なんか、こんなに一心不乱になっているの、久しぶりだなぁ・・・。

最近出た大会はペースがどうとか、タイムがどうとか、過去の自分と比較してばかりで、全然こんな感じで夢中になれていなかったなぁ。

ここ最近、トレーニングも見直して、そういう過去の自分との比較もなくなり、一歩一歩前進していっている感じが得られていて、すごく充実している。

呼吸もキツいし、いい加減登りっぱなしで脚もキツい・・・・!!

などと、思い始めた頃上の方から「もうゴールだよ!!」と声が聞こえてきた。

え!?

もうゴールか!!

「なんかめっちゃ必死で、あっという間だったなー!!」

そんなことを思いながらの充実感たっぷりのゴールでした。

この感じで、行ってみよう。

ちなみに結果はこんな感じ。

望外も望外、びっくりの結果でした。

ロードのペースも全然時計を確認しなかったので、ゴール後に5:00/km切っているラップがあることに本当に驚きました。

案外、ビブラムでも走れるものなのだな・・・と思いました。

その後奥さんと合流し、大会会場までジョグで帰還。

帰りの道中思ったことは、この方向性でいこうということ。

昨年から脚が抜けるような感じの不調に陥り、先月からいよいよ走れなくなり、そこから接地の感覚を取り戻す為にビブラムファイブフィンガーズのようなクッション性皆無のシューズで走っていて、感覚の悪さや脚が抜ける感じが出ることは激減してきている。この日も抜けるような感覚は出なかった。

でも、4月のチャレンジ富士五湖、野辺山ウルトラマラソンに向けてのトレーニングがこの手のシューズでは計画していた距離が踏めない。スピードも出ない。

そもそもこの手のシューズでウルトラを走ったのは8年前位に12時間走に出た時位(ちなみに82km位走った気がする)。当時はビブラムファイブフィンガーズとかワラーチでほとんど走っていたので、どうにかなった。しかし現在はほとんどシューズを履いていて、しかもかなりクッション性のあるものも履いてきてからの、この方向転換なので適応にも時間が掛かるだろう。

クッション性のあるシューズは、距離を消化しやすい。

でも、今の僕には脚が抜ける感覚が惹起される諸刃の剣。

反面ビブラムファイブフィンガーズやワラーチは感覚はいいし、抜ける感じも出ない。

でも、クッション性ないので距離を踏むのは現状の自分ではかなり厳しい。トレーニングの疲労度も全然高くなる感じがある。こちらも同じく諸刃の剣。

でも、同じ諸刃の剣なら、感覚が良くて、楽しく走れるものの方が良い。

そう確信した。ビブラムファイブフィンガーズかワラーチで行こう。

この選択をすると、おそらくはチャレ富士、野辺山共に過去イチの厳しい戦いになると思う。

でも、このままの方針で行ってみよう。

そんなひとつの手ごたえを得た大山登山マラソン。

なんとかここから、一か月後のチャレンジ富士五湖につなげていこうと思う。

2025年大山登山マラソン 後編「ひとつの手ごたえ」完

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